2025.07.28(月)飲み物に含まれるとある成分がダイエットを成功させるカギになるかも
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こんにちは。リーディング石神井公園店、大泉学園店でトレーナーをしている小野恭雅です。
今回はダイエットに役立つ飲み物に含まれるとある成分について話します。
その成分はカフェインです。聞いたことや摂取している人も多いと思います。私たちが日常的に口にする飲み物(コーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンクなど)に多く含まれています。眠気覚ましや集中したいときに飲んだりしていると思いますが何でダイエットの役に立つのか解説していきます。

そもそもカフェインってなに
カフェインは、アルカロイド(天然に存在する有機化合物)の一種で、ヒトに対して興奮作用を持ち、世界で最も広く使われている精神刺激薬の一つです。ニコチンやコカインもアルカロイドの一種。
眠気覚ましや集中力が上がる理由
普段生活していると眠気や疲労感を引き起こすアデノシンという神経伝達物質が蓄積されていきます。カフェインはアデノシンと分子構造が似ているため、アデノシン受容体に結合し、アデノシンが本来結合するのを阻害します。その結果、アデノシンの眠気を誘発する作用が打ち消され、覚醒状態が維持されます。
カフェインは眠気を引き起こすアデノシンの働きをブロックすることで脳の覚醒状態を維持する際、さらにドーパミンやノルアドレナリンといった覚醒や意欲に関わる神経伝達物質の作用を間接的に高めることで集中力を向上させます。
なんでダイエットに良いの?
そもそも脂肪燃焼とは脂肪を遊離脂肪酸に分解しエネルギーとして消費することです。脂肪燃焼するタイミングは自律神経の交感神経が優位な状態なときです。交感神経は脂肪分解酵素のリパーゼを活性化させる役割をしています。カフェインはこの交感神経を優位にする働きがあり、カフェインを摂取するとドーパミンやノルアドレナリンを分泌し、脂肪分解酵素のリパーゼが活性化され、脂肪を遊離脂肪酸に分解していきます。
摂取するタイミング・量
タイミング:運動する10~60分前
量:カフェイン200㎎以上または体重1kgあたりカフェイン3㎎
注意事項
- 夕方以降に摂取すると夜眠れなくなる可能性があるので16時以降の摂取は控える
- 若年層(12~18歳)は大量摂取(カフェイン400㎎以上)を避ける
- 12歳以下の子供、妊娠中または妊娠を希望する人、授乳中の人、カフェインに敏感の人は摂取を推奨しない
- 病気(糖尿病、心臓病、代謝疾患、肝腎疾患、神経系疾患など)を持ってる人は摂取に注意が必要
- カロリーのある飲み物(エナジードリンクなど)でカフェインを摂取する場合は大量摂取や体重増加に気を付ける
まとめ
カフェインは眠気を引き起こすアデノシンの働きを阻害することで眠気を覚ます。
カフェインを摂取すると交感神経が優位になり、脂肪分解酵素のリパーゼを活性化させ、脂肪を遊離脂肪酸に分解することで脂肪燃焼になる。
妊娠中、搾乳中、特定の病気を持っている人は控える。